ヘンクママグナムMKIIIについて。



ヘンクママグナムのモデル変遷を振り返ると
2002年前後に製作した
マグナムボディとストレートナローリップを装備した
当初モデルを第1世代型と定義できます。
9センチモデルは既に全滅しました。
11センチで1オンスの
ヘンクマスーパーマグナム2本は
既に宮崎送りとなったために
手元にありません。
現地で黒鱒を仕留めたとの報告あり。

第1世代型は、潜り過ぎて未帰還になることがありまして
アングラー復帰後、河川のごく浅いエリアを
攻略するために対策モデルを開発しました。
それがあの立体屈曲オフセットリップ型ヘンマグなんですが
あれが第2世代型ということになるのかな。

9センチモデルとショートタイプ8センチモデルの
2種類を作りましたが
8センチモデルが夏場の浅瀬で
小物狩りの成果を出したくらいですかね。
9センチモデルは鳴かず飛ばずで
アタックすら観測できず orz

もうこんなもの要らねえwと思って
手持ちの第2世代型ヘンマグ9センチモデルを
宮崎テストに送り込んだら
予想以上の戦果が記録されて驚きましたが
同時に耐久性の問題も判明しました。

泳ぎは合格と見て間違いありません。
問題は永年使用に耐える耐久性だな。
リップ折れ杉。

ポリカ板をプラリペア溶着で組んだリップは
耐久性が明確に不足していました。
魚の荷重だけでなく
張りの強いハードなカーボンロッドと
衝撃をダイレクトに伝えてしまうPEラインじゃ
強度的にもたなかった模様です。

管理人のタックルは
ナイロンライン前提だからなあ。
大物もめったに来ないし

いちいち第3世代型と書くのは面倒なので
新型フォーマットで開発することになった
次世代型ヘンクママグナムは
今後「ヘンクママグナムMkIII」と呼称します。

略してヘンマグIIIといったところでしょうか。

今の段階だと「(仮称)ヘンクママグナムMKIII」ですね。

ウェブリブログのリニューアル失敗が
まだまだ悪影響を及ぼしているみたいで
画像アップは見送っているところです。

作りかけの第2世代型ヘンマグが2本残っていたため
急遽小改造を施して
ヘンマグMKIIIのコンセプト実証実験用モデルを
製作することになりました。

ボディは、予定していたハードウッドではなくて
バルサということになってしまうけど
リサイクルだから仕方ないです。
基本的なバランスを見るだけですから
ウッドでもバルサでも構いません。

バルサでまともに泳ぐなら
ウッドで作っても泳ぐはず。
ウッドの方がソリッドでブリブリとした
手ごたえのある泳ぎになるはずなんだな。
トゥイッチングで使うには、
その方がきっと好都合でしょう。


ヘンクママグナム9センチが
どうも地元で釣れなかった理由を
精密図面で説明しよう。


IMGP3931.JPG



上が旧型MKII
下が新型MKIIIです。

旧型MKIIは、水深50センチくらいのエリアを
ボトムタッチなしで通すために生まれた
シャロ―ランニングモデルです。

リップ水圧面は最初から垂直に近いため
どんなに高速で引っ張っても
「頭下がりの尻上がり」には
なりにくいスタイルです。

ということは、リトリーブスピードが速くなったところで
頭を下に向ける要素にはなりにくく
せっかくのダウンフォースも水平に近い姿勢のボディ下側が
レングス全般にわたって水を受けるために
あまり潜らないルアーとなるんじゃないかな。
たぶんそうだと思うんだが
当たらずとも遠からずかな。
(↑ 実はよくわからない)

対して、下の新型MKIIIでは
リップが浅い角度で取り付けられることになります。

この角度ともなりますと、リップ水圧面は
ある程度の速度でリトリーブしても
進行方向に対して完全に垂直になることはないでしょう。

ということは、旧型MKIIに比べて
頭を下に下げる(あるいはテールを上に上げる)率が
格段に高くなるということなんじゃねえの?
(↑ もちろんよくわかっていない)

水平に近い姿勢で泳ぐMKII
やや頭を下げて泳ぐMKIII

どっちが良く潜るかなんてのは一目瞭然
リップ角度に余裕のあるMKIIIの方が
いくらか深く潜るってもんです。

ヘンクママグナムMKIIは、各種作ったはいいけれど
結局ショート8センチ型が夏場に実績を上げたのみで
それ以外の季節は全く通用しませんでした。

おそらく、泳ぐ層が浅すぎて
常時濁った雲古水の都会の川では
鈴木一族に見つけてもらえなかったんじゃあるまいか。

第1世代型を強引に第2世代型に改修して
11月にテストしたことがありました。
これは、改修でボディを削り過ぎて
改修前よりも浮力が落ちてしまい
オフセットリップ装備型になったにも関わらず
わりと深く潜るモデルとなりまして
実際にポイントSNS+EEで
フッコ級をヒットさせたことがあります。
(捕獲したとは言っていない)


最近になってようやく気付きましたが
ヘンマグ不振の原因は
泳ぐ層が浅すぎて
食ってもらえなかっただけじゃないかと
結論付けています。

最近は、縦アイシングルフックの採用で
ルアーの損失率も大幅に下がりました。
バラシ率はかなり上がりましたが

潜るルアーを作っても
以前のような損失は少ないんじゃないかと見ています。

基本的構造はMKⅠに先祖返りしつつ
MKIIで培ったプラリペアでのリップ整形技術を加えて
立体的なストレートリップと
リップ水圧面上に設置したラインアイを持つ
MkIIIを作ろうというのが
今回の計画です。

とにかく、ちょっとやそっとでは壊れず
ベイトキャスティングで投げやすく
引けばしっかりアクションして
MKIIよりは潜航力を持たせて
障害物に接触したら頭を上に向けて回避してくれる
やや浮力抑え気味のマグナムミノーを
作ってみたいのです。

アクションは他にないだろうし
ラトル音はしないし
競争激化する地元河川でも
きっと切り札になるはずなんだ。


次回は、新システムでの画像アップロード試験も兼ねて
ヘンマグMKIIIコンセプト実証モデルの
製作途中状態を公開の予定です。

アップロードできるのかよ!?
まだ信用ならんな
このリニューアル後のシステムw




この記事へのコメント

2019年07月25日 01:35
ちょっと位では破損しないルアー、私も欲しいデス。渓流鱒族用に市販のミノーを所かまわず投げ倒したら、気が付いたらお尻が欠けていました(泣  ちなみに、知人から買ったバルサ製自作品も1投目からお尻が・・・。岩にぶち当ててやっちゃったようです。

※イメージ図、分かりやすいですね。リップ角度が浅い方が潜るのですね。ちょっと疑問なんですがリップは同じでスナップ取り付けアイの位置が変わってくると泳ぎはどのように変わってくるのでしょうか?勝手な推測では上から見て左右方向のふり幅、振りの中心がかわるのかな、と考えますがどうでしょうか。

※イメージ図、よく見ると顔つきがへんてこりんだったり、20代・・・以下略(笑)
SK
2019年07月27日 20:57
>kさん

障害物直撃で無事なルアーを作るのは
難しいですね。
コンクリート構造物や岩には
勝てないと思いますw

ラインアイの件は
お見込みのとおりと思われますが
ラインアイONリップ水圧面の場合は
見極めが若干難しい部分もありまして
ディープダイバー型のリップ角度の場合は、
ラインアイがリップ前方へ移動するほど
重心位置に対してラインアイ位置が下がるため
ロールしやすくなるはずですが
ラインアイより前のリップ面積が減少するため
あまり動きは大きくならないと思われます。

ラインアイより後ろのリップ部分は
ほぼボディと同じ扱いになってしまうため
ダウンフォースは稼げても
アクションを大きくする要素には
ならなかったはずです。

リップ取り付け位置や取り付け角度でも
かなり変わってきてしまうので
今回の悩みどころでもあるのですよ。

デューク東郷はともかく間抜作は
ナウなヤングにはわからないかもw
k
2019年07月30日 11:06
アイ(愛?)の回答ありがとう。

抜作先生が一発で分かっちゃった私はオサーン確定だナ!
1971年生まれなんだけど復古ハンター氏はどのくらいの年代
ですかな?
SK
2019年08月03日 06:06
>kさん

私も大体同じくらいです。