ヘンクママグナムMKIIIのボディ削り出し途中経過について。


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「堅いんじゃワレ~!!」


いや、むしろバルサがヤワ杉なのか。

ロッドもリールも戦力は過剰気味
ラインは3年以上前の在庫がまだ残ってるw
(釣りに行かないので巻き変えねえし…)

足りないものは何だ?
ルアーだ。
困ったことに、どこにも売っていない。
ヘンクマカスタムの自作ルアーは
自分で作るしかないのであった。


ウッドの方が、どちらかというと
エロいラインを出しやすいかなあ。

バルサは、サンドペーパーで撫でただけで
ボディラインが激変するくらい柔らかいですし。

ハードウッドは、なかなか削れてくれない反面、
じっくりと目指すカタチを追求しやすいと言えまする。

最初の荒削りは大変。

アガチスみたいなハードウッド素材は、
バルサみたいにカッターナイフで
さっくり切り出すとか到底無理だし
店頭ではバルサみたいに
厚さが細かく設定されていないせいで
厚さ1センチの分厚い素材を
加工しなきゃならんという事情もありますね。

9センチマグナムを作る際には、
バルサの場合は8ミリ板を2枚貼り合わせて作ります。
コーティング前のノギス計測で
14~16ミリくらいの最大全幅になるよう
ボディを整形するのですが
アガチスや朴だと5ミリ板か1センチ板かという具合で
その中間の厚みでは売られていません。

5ミリ板2枚だと薄すぎてフラットサイドになっちゃう。
かとって1センチ板2枚だと
マグナムディープクランク級の幅になるよな。

今回は、ホームセンターの加工コーナーに頼んで
1センチ板を薄く削って
8ミリ厚にしてもらう計画だったのに
アガチス材を閉店間際に買い求めたせいで
店内の加工コーナーを利用できなかったんだな。

合計4ミリの厚みを手作業で削り落とすという
鬱作業に引きずり込まれたのでした。

カンナをかけて薄くすることも考えましたが
難しいのでやめました。
多分、素材が薄くなる前に
管理人の指が1~2センチ短くなるに違いないw
中学の技術の授業で使ったカンナじゃ
まともな加工もできそうにないしさ。

冒頭写真は、ボディ左側のみ粗削りを終えた段階です。
反対側は、この時点ではまだ
全然形ができていません。

片面が作れれば、反対側なんて
それに合わせて作ればいいだけなんですけどね。
現状は、更に削り込んで
ほぼ左右対称になりつつあります。

左右のバランスが大きく狂っていると
泳ぎにも影響します。

なにしろバルサを含めた天然素材は
部位によって微妙に密度や比重が変わりますから
完全に左右対称に作ったって
バランスが中心に来ないこともありえるんだから
せめて目で見て左右対称にしておかないとさ。

ノギスやディバイダ―その他のツールも総動員して
できるだけ左右対称のボディを作りたいものです。

理想の泳ぎを出すためのシェイプは…

断面系は概ね卵型にする。
尻尾は、橋脚直撃でも壊れにくいように
気持ち太めにする。

仮想ラインアイを中心に、手でくねくね動かしてみて
左右の尻振り(首振り?)で水の抵抗になりそうな部分を
見つけては削り、見つけては削り、です。

水の抵抗だけでなく、バランスを確保しつつ
ロール性能もそこそこ活かすとなると
削り過ぎてもいけないのですね。

仮に流体力学の理論を導入したとしても
それが正解とは限らんしな。

答えはひとつじゃありません。

各国各メーカーの戦闘機のフォルムやら
F1マシンのボディ形状を見たって
狙った性能や設計上の都合で
いろいろなデザインが生まれて来るわけですから
好きに作ればいいのよ。

今回は、素材の切り出しはピラニア鋸、
粗削りはオルファのアートナイフ
細かい局面出しは大きいダイヤモンドヤスリと
オモチャリューター(先端工具は砥石)で進めました。

粗削りをリューターのカッターでやってみたが
これは無理がありました。

リュータービットのごっついカッターは
歯医者で歯を削るような先端工具の
オバケ版みたいなものでして
あまり木工には向いていないのかも。

木目に逆らうと表面が荒れてしまい
作業効率は悪かったです。

結局、粗削りはいつものようにナイフで少しずつ
削っていくしかありませんでした。
カッターやアートナイフの刃は
新しいものを使わないと、削るのに力が要りますから
却って危険なのです。

ナイフの刃を動かすのではなく
削る対象物を動かすのよ。
鉛筆を削るときの要領です。

といっても、今時鉛筆を手で削る機会なんて
まずなさそうですね。
鉛筆もまともに削れないようだと
ルアーのボディを削り出すとか
どう考えても無理な話だなあ。

もっとでかいリューターで、
更に粒度の粗い砥石を使えば
作業が手早く済んだんだろうか?

ダイヤモンドビットは試していませんでした。
頭のでかいダイヤモンドビットなら
効率よく削れたのか?

バルサなら、カッターナイフとサンドペーパーだけで
ボディを削り出せますから
やっぱりハードウッドは加工が大変だね。

救いは、下地コーティングのドブ漬け回数が
バルサよりも圧倒的に少なくて済むことかな。

バルサの場合、削るのは簡単ですが
防水と補強のために何回ドブ漬けするの?
ってなくらいドブ漬け乾燥を繰り返します。

目が粗くスカスカなバルサの場合は
最初の下地防水だけでも最低5~6回は
ドブ漬けしていた記憶があります。

ウッドの場合は、
4回くらいで目止めできるんじゃなかったっけ?
バルサよりは、明らかに少ない回数で逝けたはず。


ウッドの場合、バルサみたいな浮力はないので
コーティング回数が浮力にもろ影響することがありまして
コーティングを厚くしたがゆえに
スローフローティングで作る予定が
サスペンドを通り越してスローシンキングになった
なんて事例が多発しました。

ペンシルだと、浮力の増減が
動きそのものに影響しますから
もっとシビアでしたね。
ただし頭がソリッドで重い分、
ドッグウォークはさせやすかった気が…。

ウッドの場合、
バルサで作るよりも
オモリの量はかなり軽くて済みます。

アガチスのような堅い木の場合は
削るのは当然に大変なんですけど
完成すればバルサよりは丈夫なルアーになるし
高耐久と長期の耐用年数を狙うなら
むしろ推奨すべき素材かもしれませんね。

密度と比重の高いハードウッドの方が
コーティング回数も内蔵ウェイトも
明確に少なくて済むんだから
低環境負荷な仕様を求めるなら
バルサよりはメリットが多いです。



仮に、写真のボディを削り終えたとして
計画ではあと2本
同じものを削らないといけねえのだ。

フラットサイドシリーズの製作用に
5ミリ厚のアガチス板も買ってこようかね?

トゥイッチングまつり対応ルアーとしては
バルサは実はデメリットが多くて
その特徴たる高浮力が
ロッドアクション時のローリング性能を
抑え込んでしまうケースが多発します。

現在の変熊フォーマットで
フラットサイドミノーを作れば
ストレートリトリーブでもトゥイッチングでも
活躍するルアーに仕上がるんじゃないだろうか。

ルアーを自作して釣りに行くのは
実際にとんでもなく非効率な話ではあります。

1本作るのに何日かかるのか。
(現状、1本作るのに年単位の時間がかかっていそうw)

但し、作る度にバージョンアップできて
具体的戦果も伴うのであれば
ルアー製作は釣りの過程の一つになります。


そういえば、まだステンレスバネ線を調達していなかったな。


続く








以前、ダイワクロノスのスプールシャフトピンを
ステンレスバネ線で自作したことがありましたが
その時に使った1.6ミリバネ線がまだ残っています。

試しに曲げてみたら、
ちょっとうちの工具と管理人の腕力では
あれを思い通りに曲げるのは無理なことが判明しました。

今回は、バネ線は1.2ミリを選ぼうかと思います。
ラパラCD9のステンレスワイヤーも
線径は1.2ミリだったような記憶が…

逆に、1.6ミリという太さは、
管理人が使うような一般的ルアーでは
お目にかかったことがないですね。

ワイヤーを太くしすぎても、
スプリットリングをセットしにくくなるから
強度と使い勝手の両立を
どう考えるかという問題もあるのでした。











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この記事へのコメント

k
2019年08月20日 00:27
鉛筆削り、今の方はしたことないかと思います。小学生の頃、鉛筆削り大会がありまして、優勝した経験があります。無駄に捻じれを入れて遊んでいました。ならばそんな私でもミノー作成可能か・・・?と思いました。実は引っ越し時にバルサの板材捨てちゃったんですけれどね(苦笑

自作ミノーでの釣行って非常に非効率ではありますが、効率の問題ではないような気がします。市販のミノーじゃ今更満足しないでしょう?私はまだその境地に至っていません。作るのは好きですが、木の枝に引っ掛けてロストした時の事を考えると、もったいなくてできないのでした(腕を磨け)

その代わりと言っては何ですが、篠材を切ってきて玄関にて保管中です。これでロッド作れないかな・・・と。性能なんて二の次ですよ。ン万円の高級ロッドでもおっさんが釣れない中、その辺で切ってきた竹材で魚釣った子供の話を聞きまして。遊びでこういうことやってもいいんじゃないかと思いまして。いつかは手作りミノーやってみたいと思い鱒。
SK
2019年08月27日 21:40
>kさん

鉛筆を削れるなら
バルサの5センチミノーボディも
削れるんじゃないでしょうか。
ナイフを使うのは荒削りだけで
あとはサンドペーパーで角を撫でていれば
目当てのカタチになるはずですし。
2019年09月04日 00:09
出来るとは思うのですが・・・手間を考えると1個400円しないスプーンを投げまくってる自分がいます。二日前もU川でチビ岩魚を一匹、N川でヤマメ20㎝クラスを捕獲してきました。散々通ったせいで凸るのは無くなってきたようです。危なっかしいけれど。
2019年09月07日 05:47
>kさん

スプーンも自作しようと思うと
大変でしたね。
素材切り出しが一苦労です
rの整形が難しくて
同じものは作れないというw

買った方が早いですね。